サモアでサッカーしてみる

青年海外協力隊2018年3次隊サッカー隊員として2019年1月よりサモア独立国で活動中。気が向いたら更新します。

サモアサッカーの現状と自分自身の悩み①

ブログを書くのはとっても久しぶりになります。

どうもこんにちは。すぎです。

 

前回更新したのはいつなんでしょうか。。。

派遣前訓練の序盤で更新諦めたから半年近く前のような気もします。

 

さて今回はサモアでの実際の活動とどんなことを感じているのか、僕の悩みも含めお話しします。長くなりそうな気がします。

 

<1>サモアサッカーの現状

①サッカーのレベル

こっちに来てから男子サモア代表の練習に参加する機会がありました。

正直言うとレベルは日本の普通の高校の部活くらいってところでしょうか。言ってもFIFAランク197位(2019年4月4日発表)基礎技術が低く、両足しっかりと蹴れる選手はほとんどいません。

あとみんな攻撃大好き。カバーリングっていう概念がほとんどないような感じ。

練習試合にも参加させてもらったけど、戦術的な要素はほとんどないように感じました。

女子の代表の練習にも参加しました。こちらはたぶん日本で言う小学校の少年団レベル。男子代表もそうだけどやっぱり細かいことができない感じ。

 

②サッカーを取り巻く環境

日本ではスパイクを履いていることは当たり前。だけどサモアでは代表の選手ですらスパイクを履いていない選手もいます。こっちでも売ってることには打ってるけど値段がかなり高い。また、ボールやビブス、マーカー等はほとんどをFIFAやOFC(オセアニアサッカー連盟)などの寄付に頼っているような感じ。

なぜかボールはめっちゃ柔らかいし、ネックレスじゃらじゃらだし。

また、指導者のライセンスを持っているコーチがサモアにはなんと2人だけらしい。

現在代表チーム見ている人もライセンス無し。(資格が全てではないが。。。)

GKコーチは見たことない。

 

また、日本ではほとんどの学校にサッカーゴールがあるけどサモアの学校だと見たことない。逆に必ずあるにはラグビーゴール。さすがラグビー大国。

 

③Football Federation Samoa(FFS)

これは日本で言うJFA。サッカー協会。つまり国のサッカーのトップ。(僕の配属先です) サッカーに関する活動を行ってるサモア唯一の組織です。

運営資金は全額FIFAからの支援。(めっちゃお金はあるみたい)

ウポル島(首都がある島)に天然芝のグラウンド3面と宿泊施設付きのオフィス、サバイイ島(もう一個の大きい島)にも天然芝のグラウンド1面と宿泊施設付きのオフィスを持ってます。

ウポルはスタッフ15名くらい。サバイイはまだ行ったことないからわからないです。

 

とりあえずキーワードとしては、

お金はある、ということ。

施設は素晴らしい、ということでしょうか。

 

サモアサッカーの問題点

・子供たちがサッカーをする環境がない。

FFSがサッカー教室などを開かないかぎり、ほとんどの子供はサッカーしないん          じゃないかと思う。そもそもほとんどの子供・家庭がボールを持って無いことも影響していると思う。さらに、もし丸いボールがあったとしてサモア人がするスポーツはバレーボール。サッカーしてるのは1回くらいしか見たことないかも。

・試合機会がほとんどない。

これは代表も含めて全部のカテゴリーに言えることで、ほとんど試合が行われていない。

・明確な目標が無い

長期的な視野が無く、目の前のことをひたすらこなしてる感じ。遠い将来どうなっていたいか、という視点が全く無い。

 

などなど様々あります。いろんな背景があるからなかなか全部を一気に改善することは難しい気もする。 

 

<2>活動について

月~金 9:00~17:00

土 場合による

日 休み

みたいな感じです。平日は夕方に練習等があれば遅いときは20:00くらいになるときもあります。土曜はサッカー教室等があれば活動します。

 

大事なのは中身。

平日5日間はというと、ほとんどの時間、座ってパソコンでサッカー見てます。(Wi-Fi使い放題) つまり基本することが無い。ちなみにカウンターパートはほぼ一日中フェイスブックに夢中。つまりカウンターパートもすることが無い。

 

この先も長くなりそうなのでこの辺で区切りにします!

②に続く。

サモアサッカーの現状と悩み②