本気だから楽しい
なぜ人はスポーツをするのでしょうか。
・健康のため
・運動が好きだから
・他人との交流
・運動後のビールのため
・楽しいから
などなど
理由は人それぞれあると思います。
でもそのなかでも最も大きな理由は「楽しい」という点だと思います。
スポーツ、僕の場合は特にサッカーですが、サッカーはとにかく楽しいです。
サッカーを楽しんでいるの、ということは世界共通だということをサモアにいると強く感じます。
サモア人もとにかく楽しんでサッカーをしている。
本題に入ります。
最近感じていることは「楽しい」にも種類があるな、ということ。
サッカーに焦点をあてて考えると、だいたい以下の3つに分類できるのではないか、と思います。
①ふざけ合って楽しい
②ただプレーするのが楽しい
③本気でプレーするから楽しい
①は友達同士で公園でするサッカーであったり、みんなで集まってワイワイやるイメージのサッカーです。ちょっとふざけたプレーがあったり、また抜きで盛り上がったり、そんな感じ。
②は①からおふざけ要素を取り除いたもの。純粋に楽しんでサッカーをしている状態で、子供のサッカーとかが当てはまるイメージ。
③はプロや大学高校サッカーとかが当てはまってくる感じ。高みを目指してとにかく本気でサッカーに向き合っている。悔しさとか後悔とかの気持ちも同時に伴ってくる状態な感じ。
サモアサッカーは、というと、ほとんどが①
②は多くはないけど見ることができる。
③はなかなか見るのが難しい。
これが代表チームも多くに時間が①だから問題。
楽しむことはいいことなんだけど、①の楽しさじゃなくて③の楽しさを見つけて感じて欲しいと強く思う今日この頃。
③の楽しい段階は、悔しさや辛さ、苦しみなどが伴うものでもある。でも私は本気で楽しい状態というのはそれらが伴ってこそ生まれるものだと考えている。これは選手だけではなく、指導者にも言えることで、本気でサッカーにぶつかり、指導するからこそ楽しいわけであって、喜びも苦しみも全て楽しさの一部であり、どれも欠かせない要素である。
サモア人にこのことを伝えることはとっても難しい。言葉の問題が大きな壁。これは自分の問題。
でもこのことをサモア人が気づき、学んだらサモアスポーツは大きな飛躍を遂げることになると思う。それが何年後なのかは全くわからないけど、いつかそうなると信じるしかない。
2026年ワールドカップはオセアニアの出場枠が1.5に増加する。
つまり1チームは確実にワールドカップに出られるということ。
これまでは0.5枠でオセアニアで勝ち上がっても保証がなかったけど、これで保証ができた。現在オセアニアサッカー連盟に所属している国・地域は11。
1.5/11
これは大きなチャンスなんじゃないか。